済州オルム散策が好きな旅行社代表が、23年の経験を活かし2018年にソンダンリに開いたゲストハウス。中小団体向け貸切も可能で、朝型のオーナーが無料オルムツアーを企画する。自然体験と宿を組み合わせた新しい済州旅を提案中。

宿泊施設タイプ: ゲストハウス
住所: 済州特別自治道 済州市 旧左邑 ビジャリム路1771
客室タイプ: 4人ドミトリー(男/女)、ダブルルーム、メゾネットペンション棟
付帯施設: 野外バーベキュー場、オルムビュー客室、無料オルム/オルレ道ツアー、ピックアップサービス
周辺観光地: セファ民俗五日市、ビジャリム、ボロムワッ、ダランシオルム、サリョニの森道、ヨンヌニオルム、セファ海岸など

Q こんにちは。施設紹介と自己紹介をお願いします。
こんにちは。バッドル ゲストハウス&ペンション 代表のイ・ギドンです。私は本土で23年間、ハンソル旅行社という会社を運営していました。国内団体旅行のプログラムを組んでいると、済州島には中小規模の団体が泊まれる宿泊施設がないと感じたんです。それなら自分で作ってみたらどうだろうと考え、老後の備えも兼ねて2018年8月、バッドル ゲストハウスをオープンしました。
バッドル ゲストハウス&ペンションは約80坪の規模で、25名を十分収容できる施設です。名前の通り、1棟のゲストハウスと2棟のペンションに分かれています。この2つの建物は近くて移動しやすいのですが、テラスはお互い反対を向いているのでプライバシーも守られます。メゾネットタイプのペンション棟は5名まで十分収容可能で、ゲストハウスは2人部屋2室、4人部屋2室、韓室1室で構成されています。
特にゲストハウス棟は、団体のお客様がいらっしゃった場合、空間全体を貸し切りにできます。たとえば韓室に泊まって、コミュニティルームで休憩し、キッチンで食事を作る、といった具合です。2階テラスと建物裏手には20名ほど座れる野外デッキもあるので、広々とした空間でバーベキューパーティーも楽しめます。
Q ソンダンリにバッドル ゲストハウスを建てた理由は何ですか?
私は山がとても好きで、朝5時になると起きる「朝型人間」なんです。施設周辺を見渡すと、ダンオルム、ヨンヌニオルム、バッドルオルムなど、さまざまなオルムが遠くない場所にあります。近くのバッドルオルムは、朝起きてゆっくり1時間ほど歩いて行ってこれる散歩コースもあります。それでこのソンダンリが、オルムへのアクセスも良く、静かに歩きながら済州の自然を感じるのにちょうどいい場所だと思ったんです。
それと、施設を建てながら名前を考えていた時、周辺の数多くのオルムの中で「オルム学校」を運営している作家のイ・スンテ氏が、「バッドルオルムが一番近くて、あなたが好きな空間だから、名前に『バッドル』を入れてみては」と勧めてくださったんです。それで今のバッドル ゲストハウス&ペンションが誕生しました。

Q すでに一つの事業を運営されているのに、済州島に新しく施設をオープンした理由が気になります。具体的な目標があったんですか?
私の故郷は忠清道ですが、ソウルでも30年以上暮らしました。年を取るにつれ、都市でずっと過ごすのは厳しいなと感じたんです。私の性格は、じっとしているよりも動き続けて、あれこれ試してみるタイプです。朝早く起きる習慣のせいで、よく寝ている妻に迷惑をかけているんじゃないかと思って、どこかへ出かけなければという気持ちになりました。
それで始めたのが済州島に宿を作ることでした。施設運営の目的や目標は、大金を稼ぎたいというよりは、ささやかな満足なんだと思います。済州島に施設を作れば、友人や知人を招いて休息の場を提供できるし、会うこともできるじゃないですか。それに私も旅を通じて新しい人に会うのが好きなんですが、宿泊施設は人をつなぐ媒介にもなりますからね。
最近考えているのは、オルムツアーと宿泊を組み合わせた商品を作ることです。私が旅行社を経営しながら初めて済州島観光事業を始めたのが1999年で、当時の済州島観光といえば西帰浦の中文観光団地に立ち寄って名所だけ回る観光がほとんどで、「体験」という言葉はありませんでした。でも最近は済州市でもヨンヌニオルムの夜間ツアーを行うなど、自然を直接聞いて、感じて、経験するプログラムが注目を集め始めました。ちょうどバッドル ゲストハウス&ペンション近くには空港から直通のバスがあるので、うちに泊まりながら気軽にオルムツアーもできるプログラムを計画中です。
Q ゲストハウスだけでなくペンションも、2つのタイプを一緒に運営してみていかがですか?
ゲストハウスとペンションの特徴は少し違いますが、バッドルはこの2つをつなげられるのがユニークだと思います。
まずペンションの場合は、専用キッチンと独立デッキもあって、家族単位で来られた時にドアを閉めれば他の客室と顔を合わせることもないので、私たちだけの、外部と遮断された独立空間として使えます。私がドアロックの暗証番号を教えるだけで、ほぼ無人システムで運営できるくらいですから、私と無理に接触する必要もありません。
それでも団体のお客様が来られた時は、ゲストハウス棟と距離が遠くないのでお互いドアを開けて行き来できるので、開放的な空間にもなります。両面を見て、状況に応じて選択して使えるわけです。
一方ゲストハウス棟は、ドミトリー客室、共用トイレ、コミュニティルームとキッチンなど、ほとんどが複数で使う空間です。だからすべての空間が開放されて、たくさんの人が行き来するので、ペンションとは違ってオープンな空間だと言えます。
うちの施設には主に、息子さんと漢拏山に行こうとする親御さん、撮影に来られる方など、家族単位のお客様、夫婦、カップルの方々が多く訪れてくださいます。特にバッドルオルムやアンドルオルムのような客室は、インテリアが落ち着いているのでセルフウェディング撮影をする新郎新婦もいらっしゃいました。おそらくここが静かに休息を取る雰囲気と自然を感じられるので、多様な方々が訪れてくださるんだと思います。

Q オルムへの愛情がとても大きいですが、その魅力は何ですか?一番好きなオルムはどこですか?
済州島といえば普通、西帰浦の中文観光団地と東側の城山日出峰を思い浮かべると思いますが、私はオルムをお勧めしたいです。まだオルムはあまり知られていませんが、オルムに登ってこそ本当に済州に来たという感じと、真の済州を知ることができると思います。
オルムがみんな同じように見えたら飽きるでしょうが、人の顔の形が違うように、オルムも円錐形、馬蹄形などそれぞれ形が違って、それぞれに魅力があるんです。ヨンヌニオルムは放牧した馬が火口の中へ列をなして通って行ったりしますし、バッドルオルムは牛が自由に歩き回るなど、テレビで見られた場面を直接自分の目で見ることができます。特にヨンヌニオルムでは、日の出の時に城山日出峰と昇る太陽を同時に眺められるので、まさに一石二鳥です!
よくオルムを山だと思って、登るのが大変だと考える方が多いのですが、実際は違います。ヨンヌニオルムの場合、比高が70mほどしかないのに、少し登っただけで人々が暮らす様子、畑の農作物など、済州の清浄な自然と牧歌的な風景が見えますからね。平地ではただ通り過ぎる風景ですが、その中の暮らしは直接見なければわかりませんから。
済州島の約360のオルムのうち、ソンダンリだけで実に18のオルムがありますが、私はその中でもヨンヌニオルムとバッドルオルムをお勧めします。バッドルオルムは、ソンダンリ、セファ海岸、ウォルジョンリなどの小さな村と中山間地域を観察するのにぴったりですから。ヨンヌニオルムでは単に東の海だけが見えますが、バッドルオルムは海と山地を同時に見られる場所でもあります。私が丑年なので、牛のいるバッドルオルムになぜか特別な愛着がわくのもありますね。(笑)
Q 施設訪問のお客様にオルム、漢拏山などさまざまな無料ツアーを提供されていますね〜
ソンダンリの特性のため、うちの施設には単純な観光よりも自然を感じに来られるお客様が多い方です。私がこの地域をとても好きでよく知っているので、人々にもこの魅力を伝えたくて無料ツアーを始めました。特にヨンヌニオルムは日の出が壮観なので早朝に出発しますが、先ほども申し上げたように本土でも早寝早起きの習慣をつけていましたし、朝型人間なので辛くはありません。代わりに私は夜10時に早く寝ます。(笑)
漢拏山ツアーは、私が山がとても好きで通い始めたのですが、この日程に同行しようとする方が意外と多かったんです。計画なしに無謀に来られて、ラーメンだけ食べて漢拏山に行くというお客様が心配で、ルートも案内して、朝食も直接準備してあげました。この方たちがしっかり登って帰ってきたとレビューを残されてから、問い合わせがかなり入りました。オルムや山が苦手な方には、朝早くビジャリムへご案内することもあります。
このようにすべてのツアーは、私が好きでやっていることですが、若い方々は私の年齢を考えると、どうしても少し距離感を感じられるかもしれないと思います。なので、ツアーをする時に、お客様がご負担にならないよう簡単にご案内しながら、少し離れて距離を置いて移動する方です。説明を終えた後は、もっと楽に楽しんで遊んでいただけるよう、写真だけ撮って先に降りて待っています。
それでも一緒にオルムに登って説明してあげると、済州島に10回以上来られたという方も、今になって済州の自然を本当に感じたと喜んでくださる姿を見て、そのやりがいを持って今後も着実に無料ツアーを続けようと思っています。




Q 私もブログを運営していますが、継続的に文章を書くのは本当に大変ですよね。毎日バッドルブログに投稿するのは大変じゃないですか?
最初はブログ運営が当然大変でした。旅行社といっても、実は主力は貸切バスなので本当に荒っぽい仕事で、昔の私の性格もかなりせっかちで激しかったんです。
ところが宿泊業を準備しながら、専門旅行作家が集まる韓国旅行作家協会という所と出会いました。観光コンテンツ開発、新しい旅行地発掘などの活動に魅力を感じて、そこが主催する旅行作家学校に参加して、全12週間のコースを受講しました。イ・スンテ作家がメンターになってくださって、月に一度旅に出て文章を書いて添削を受け、6ヶ月ほど着実に文章修行をしていたら、自分自身も落ち着いて修練できました。
これをきっかけに、大金をかけて施設を宣伝するよりは、ブログに文章を書いてみようと決心しました。もちろん時間と努力が非常にかかって難しいですが、じっくり書けばいいという気持ちになったんです。今は時間的余裕もありますし、私も旅行が好きなので、直接施設周辺を歩きながら見て、聞いて、感じたことをブログに文章と写真で表現しています。済州東部にはまだ知られていない素敵な場所がたくさんあるので、私が直接行って感じた点と情報を今後も継続的に投稿する予定です。
Q 親御さんのように親切なホストのおかげで、まるで我が家に来たようだというレビューがたくさん見えます!お客様に快適さを提供するノウハウは?
必ずこうしなければと行動したわけではなく、お客様が楽しい旅行をしていただきたいという思いが一番でした。うちの施設にいらっしゃる方は、ほとんどが漢拏山に行こうとする方です。この辺りのソンパナクから漢拏山に登って縦走するコースが8〜9時間ほどかかるんです。ところが意外にも、きちんと漢拏山登山の準備ができていなかったり、情報をよく知らずに来られる場合が多いんです。それで最初は楽しい旅の思い出を残していただけるよう、正確な情報をご案内することから始めました。
特に済州東部には朝食を取れる場所があまりないので、私が直接施設で朝食を準備してあげています。以前は漢拏山のツツジ避難所でラーメンを売っていましたが、今は売っていないので、普通パンやキンパを食べるんですが、これはきちんとした食事じゃないじゃないですか。山に登るならお腹がいっぱいでなければならないし、朝食は何でもないように見えますが、力を出すためにはとても重要な要素なので、必ず食べて行った方がいいと思ったんです。普段朝食を取らない方も、バッドルで朝食を取ってから感謝のメッセージを送ったり、レビューを残してくださったりもしました。ただ私がしてあげたいだけしたことに快適さを感じてくださるなんて、いつも感謝な気持ちです。


Q ONDAサービスをどのように知って、実際に使ってみていかがですか?
施設を建築する頃、インターネットで施設の広告をどうするか探していて、偶然ONDAを知りました。それでソウルで開かれるONDAセミナーに参加してみたのですが、当時宿泊業に関する情報もたくさん得られましたし、新規サービス利用に関する親切な案内と簡単な予約管理方法が気に入りました。
やはり私がコンピュータに慣れていない世代なので、難しいことが多いのですが、その度にONDAの担当マネージャーが最初と変わらない態度でうまく処理してくださいます。ホームページの写真から設定、予約管理など、私が解けなかった宿題を解決してくれる感じとでも言いましょうか。パン・ヘソン マネージャーには本当に感謝しています。
Q グルメ巡りを楽しまれる社長ならではの、施設近くのおすすめグルメを紹介してください!
施設から5分上に登ると、自家製手作り豆腐とチョングッチャンを出す「済州ダム」という定食屋があります。木浦出身の店主が料理をとてもおいしく作ります。また施設のすぐ裏、牛肉が豚肉より安い焼肉店「ハヌルタリ」は、直接500頭以上の牛を育てて屠畜しているので、ロースが100gで7,000ウォンしかしません。「シナアブオルムガーデン」は五枚肉が本当においしいです。残念なのは、この辺りには洋食店がないことと、みんな夜8時前に閉まってしまうことです。この時間を過ぎたら旧左まで越えないといけませんから。
ビジャリム路沿いの骨付き肉ヘジャングで有名な「ビジゴッ食堂」は、朝6時から午後2時までしか営業していないのですが、材料がなくなればすぐに閉めてしまいます。施設は少しぼろいですし、接客が少しぶっきらぼうかもしれませんが、人々が朝から並んで食べる地元グルメで、二日酔い覚ましには最高です。その近くの食堂「ビジャリム道」は、ランチタイムに8,000ウォン出せば黒豚焼き定食が食べられて、2人で行くとサバをおかずに出してくれます。
旧左にある「クッテクチプ」はキムチチゲと丁寧なおかずが特徴で、すぐその隣には有名な「ミョンジン鮑」があります。カレイ専門の刺身店「イルミド」は、細造りと定食がとてもおいしいです。他にもたくさんのグルメ情報を知っているので、遊びに来られたらいつでも聞いてください!