TL;DR

2023年のペンション業界はどうだったか? 迫る2024年を業界従事者はどう見ているか? ONDAのデータと現場の声から、注目すべきトレンドをまとめました。

1編に続く内容です。

済州・京畿のペンション、売上マイナス成長

ペンションに絞って売上を見ると、2022年比で全国的に成長が急減速しました。

特に済州と京畿エリアのペンションは、売上が前年割れしています。

2022年に忠清南道で急成長したプールヴィラ売上は、全羅南道で成長を続けています。

2022年より改善された宿泊業従事者の市場評価

コロナの最終局面だった2022年に比べ、2023年の国内宿泊産業の空気は確実に明るくなりました。

宿泊業従事者へのアンケート調査では、ホテル・大型リゾートなど外国人観光客増加の恩恵を受ける業態が特に高い評価をつけています。

一方、海外旅行市場の再開で日本・東南アジア旅行需要と競合するペンションを含む中小宿泊業は、厳しい状況がしばらく続きそうです。

ペンション従事者はエンデミック動向と韓国への関心増加でポジティブ変化を実感

では、どんな要因で市場状況を肯定的・否定的に捉えているのでしょうか?

エンデミック後のリベンジ消費増加と、K-POP・K-ドラマなど韓国への関心増加が肯定的要因として占める回答比率が大きく高まりました。

否定的回答では「海外旅行の増加」が圧倒的な比率を占め、物価不安など景気不安による評価が目立って増加しました。

2024年、ペンション従事者の見通しは「曇り」

中小宿泊業従事者の期待見通しは、ホテル・リゾート従事者と比べて否定的意見が高めでした。

中国など海外観光客の流入がホテル・リゾートより少ない点、海外旅行への継続的な関心増が否定的見通しの原因と推測されます。

全宿泊業従事者が景気低迷の長期化を懸念1位に挙げているだけに、2024年の景気状況がペンション業に少なからぬ影響を与えそうです。