TL;DR

外国人旅行者は、いつから旅先を調べ始め、どう決めているのか?

旅の時代が戻ってきました。世界中の旅行者が、多様な情報源を通じて旅行を計画し、予約を進めています。

では私たちの業界は、どこで旅行者を見つけ、どうアプローチすべきでしょうか?

特に韓国を訪れる主要な外国人観光客は、いつから旅先を調べ始め、どのように目的地を決めているのでしょうか?

かつてに比べて海外旅行の情報は手に入りやすくなりましたが、逆にあまりにも情報が多すぎて、情報探索や意思決定にかかる時間はむしろ増えているようです。

Expedia Groupが発行した「The Path To Purchase」レポートを見ると、旅行者の平均的な行動パターンが見えてきます。

このレポートは、米国、カナダ、日本、オーストラリア、英国、フランス、メキシコで過去12ヶ月間に旅行を予約した5,713人への調査に基づいています。詳しく見てみましょう。

3ヶ月前から旅先探しが始まる

平均的な旅行者の海外旅行探索は85日前からスタートします。国内旅行は約61日前から探し始めるそうです。国内旅行は2ヶ月、海外旅行は3ヶ月程度かかるわけです。

レポートでは期間別の旅行者の行動も整理されていました。旅行を決意してから最初の30日間で、本当に行くかどうか、どこに行くかを決めます。興味深いのは、特定の旅先を決めている人より「とにかく旅行に行こう!」と決めてから旅先を探す人の方が多いという点です。旅行者の59%が最初に旅行を計画する際、目的地を決めていないか、複数の候補を検討しています。

また、旅行を決めた人の77%が旅行のインスピレーションを得るためにソーシャルメディアを利用しています。旅行ブログやレビューサイトからインスピレーションを得る旅行者は49%程度。広告に影響を受ける人は19%でした。

つまり、韓国が魅力的な旅先として選ばれるには、海外旅行者のソーシャルメディアや旅行検索に、3ヶ月後に選ばれる目的地として多く露出されなければならないということです。

45日前から本格的な情報収集が始まる

旅先を決めると、その後1ヶ月間は詳細な情報収集が始まります。特に旅行まで45日を切ったあたりから、本格的な購買決定のための探索がスタートします。この時期、平均303分をかけて多様な旅行オプションを検索・調査・比較しているそうです。

この期間中、旅行者は141ページにも及ぶオンライン旅行コンテンツをチェックし、米国の旅行者の場合はこの数字がさらに高くなり最大277ページに達するといいます。

初期段階では1日約2.5ページを閲覧しますが、予約日が近づくとこの数字は急増し、予約当日には25ページ閲覧とピークに達します。

この時期は本格的な購買を決定する段階なので、OTAへの依存度が急上昇します。

旅行者の80%がオンライン旅行代理店(OTA)を通じて情報を得ています。彼らは最終予約が別の場所で行われるとしても、インスピレーションから調査まで、様々な理由でOTAを訪問するのです。

旅行者は検索エンジン(61%)、ソーシャルメディア(58%)、航空会社ウェブサイト(54%)、メタ旅行ウェブサイト(51%)を通じても旅行情報を収集しています。

結論:全てをやらなければならない

このレポートは、旅行者の意思決定に影響を与えられるよう、旅行業界のプロフェッショナルに次のような推奨事項を提示しています。

  1. ソーシャルメディアで強力な存在感を維持する: 旅行者はソーシャルメディアを通じて旅先のインスピレーション、宿泊施設の推薦、旅行コンテンツを得ています。

  2. モバイル体験に集中する: 特にホテルゲストには、モバイル対応を維持し、シームレスなモバイル体験を提供することが重要です。

  3. ロイヤルティプログラムを検討する: ロイヤルティは多くの旅行者が予約を決定する上で重要な要素です。

  4. 広告を活用する: 旅行者はインスピレーション段階、ショッピングジャーニーの途中、予約直前に影響力のある広告を見た記憶があります。

  5. 戦略的パートナーシップとプロモーション: バンドル商品を提供したり、他のサプライヤーとクロスプロモーションを行うことで、可視性を高め、より多くの潜在顧客にアピールできます。

ここまでExpediaのレポート内容をまとめてみました。この文書の原本はこちらで確認できます。