宿泊施設のインテリア契約書作成時の必須チェック項目
ソン・ジウン弁護士の宿泊業と法律
07. インテリア契約時の注意点は?
宿泊業 法律Q&A 第4弾
Writer : ソン・ジウン弁護士
Editor : ONDA イ・チェウン マネージャー
「お客様によりよい施設を提供するため、インテリア業者にリモデリングを依頼しました。ところが施工後に確認してみると、業者と最初に話した方向とはまったく違っていました。不具合のある箇所も見つかりました。こんな場合、インテリア業者に対してどう対応できるのでしょうか? 事前に防ぐにはどうすればいいかも知りたいです。」
宿泊施設のインテリア工事は、これから宿泊業を始める人にとっても、すでに運営している人にとっても、一度は必ず通る道です。そして上記の質問のように、工事後に問題が起こるケースが少なくありません。特に最近は原材料価格の高騰で工事費用が膨らんだり、後になって不具合が見つかるケースが増えています。だからこそインテリア工事契約は、最初から「しっかり」結ぶことが何より重要です。
では、インテリア契約時にどこに注目すべきでしょうか?
1. 着工日と竣工日を明確に
まず着工日と竣工日をきちんと定めるべきです。 インテリア工事が完了しなければ施設を運営できないため、竣工日が遅れればその分損害が発生します。したがって竣工日を過ぎても完成しない場合に備えて、遅延損害金も定めておくことをお勧めします。
2. 契約代金は分割、残金比率はできるだけ高く
契約代金は一括払いではなく分割で支払うべきです。 通常、インテリア工事契約は契約金、中間金、残金の順で進行しますが、このとき残金の比率を少なくとも50%以上残すのが望ましいです。 業者側は契約金や中間金の比率を高めようとしがちですが、残金は竣工後に工事の出来を確認してから支払うため、工事の完成度が高まる効果があります。だから残金比率はできるだけ高く設定するのがよいでしょう。
3. 添付書類の図面まで入念にチェック
また、インテリア工事契約時には添付書類である図面や人件費明細などをしっかり確認する必要があります。 工事契約書を作成しなかったり、図面などの添付書類を軽視したりするケースが多いのですが、図面と違う施工がされる場合があるため、関連書類まで事前に入念にチェックすべきです。

4. 瑕疵補修期間はできるだけ長く
インテリア施工後に不具合が発生する場合に備えて、瑕疵補修期間を定めておくべきです。通常、インテリア業者は1年程度の無償瑕疵補修期間を設けていますが、可能な限り瑕疵補修期間を長く設定するのが有利です。 また業者に履行保証保険および瑕疵保証保険証券に加入させることもお勧めします。
今回の宿泊業 法律Q&A 第4弾では、インテリア契約時に注意すべき事項を見てきました。やはり契約内容と異なる施工が行われたり、追加工事費を請求されるケースが最も多く発生しています。前者の場合、最初の契約時に図面を確認することで損害賠償請求が可能なので、先ほど述べたように契約時に図面を入念に確認することが最も重要です。
また、業者が追加工事費を請求する場合は詳細内容を綿密に確認すべきです。最初の契約時に追加費用はないものとして原契約書に記載するのが最善であり、もし宿泊施設側が追加工事を依頼して費用が発生する場合なら、事前に契約金額を定めて進めるのがよいでしょう。
インテリア工事契約は契約金額が大きく内容も複雑なため、契約書を綿密に確認する必要があります。必要であれば専門家の助けを借りて契約書を作成したり相談を受けることもお勧めします。

📖 連載目次
01. コロナ時代の宿泊キャンセル返金、政府指針が答えになるか?
04. ペンションプール事故で顧客が負傷し悪評を残した場合の対処法は?
07. インテリア契約時の注意点は?