ホームページと予約エンジンの流入経路を分析するツールと、その設定方法を解説
こんにちは。宿泊業のデジタル化を先導する宿泊B2Bプラットフォーム ONDAです。
今日はホームページや予約エンジンへの流入経路を可視化するツールとその使い方をご紹介します。
普段こんな疑問をお持ちなら、最初から最後まで読んで一緒に設定してみることをお勧めします。
この1週間で、何人がうちのホームページを訪れたんだろう?
予約が最も多い時間帯はいつ?
予約した人は、どこから来たんだろう?
訪問者の年齢層や性別は?
一番滞在時間が長いページは?
こうした疑問に答えるには、Google Analyticsというツールが必要です。略してGAと呼ばれます。
あらゆるサービスがデジタル化され、データが重視される今、GAの重要性は日々高まっています。一度は聞いたことがある、あるいはすでに使っている方も多いでしょう。
そもそもGoogleアナリティクスって何?
GoogleアナリティクスとはGoogleが提供するWebログ解析ソフトウェアです。Webサイトを利用するユーザーの行動をトラッキングし、レポート形式で提供してくれるツール。
簡単に言えば、ホームページに来た人がどこから来て、どんな行動をして、どのページで離脱したかを簡単に把握できるサービスです。
冒頭の疑問にも答えてくれます。もちろん、トラッキングツールゆえに実数と5〜10%程度の誤差はありえます。ただ、全体の流れを把握するには全く問題ありません。
なぜGoogleアナリティクスを使うべきなのか?
宿泊業がホームページを運営する最大の理由は何でしょう? 当然予約を増やすためでしょう。訪問者を予約ページに誘導し、予約完了ページまで到達させること。
Googleアナリティクスはこれを**「コンバージョン」**と呼びます。例えば、**100人がホームページに来て10人が予約完了ページに到達すれば、コンバージョン率は10%**です。
このコンバージョン率を高めることが重要であり、そのための施策を見つけるためにGoogleアナリティクスを使います。
1) 訪問者の流入経路を把握

ホームページへの流入経路は多様です。複数チャネルで広告を展開していればなおさら。Googleアナリティクスを使えば、どのメディア経由で流入したかを確認できます。
では、流入経路を知るメリットは?
例えば、Naver経由の訪問者の予約完了率が2%、Facebook経由が5%だとしましょう。このデータを見れば、Facebookのコンバージョン率が高いため広告費を増やすべきだ、と判断できます。
つまり、流入経路が分かれば、広告媒体の選定や予算配分をより効果的に決められるのです。
2) 訪問者の年齢・性別を把握

想定していたターゲットが実は違っていた、ということはありませんか? 時代の流れでターゲット層が変わることもあります。特にホテルが良い例です。少し前までホテルは富裕層や中高年が行く場所というイメージでしたが、今は「ホカンス」(ホテルでバカンス)という言葉が生まれ、訪問者の年齢層が大幅に若返りました。
宿泊施設もコンセプトや性格によって、訪問者の年齢層はさまざまでしょう。
訪問者の年齢層が分かると何が良いのか?
例えば訪問者が若年層なら、フォトスポットを重視した広告を打とう、という結論が導けます。
このように訪問者の年齢・性別が分かれば、ターゲットに合わせた効果的な広告ポイントを決定できるのです。
3) 訪問者の行動を把握
ホームページ訪問者はそれぞれ異なる行動をとります。客室詳細ページをじっくり見る人もいれば、イベントバナーをクリックしてプロモーションページに滞在する人も。予約完了前にどのページに滞在していたかが分かれば、そのページをより魅力的に改善できます。
逆に客室写真を見た後、予約せずに離脱したなら、_「写真をもっと魅力的に撮り直そうか?」_という議論もできるでしょう。
訪問者の行動が分かれば、予約完了ページへの到達率を高めるため、魅力的なホームページへと改善できるのです。
大げさに3つに分けて説明しましたが、Googleアナリティクスを使う理由はシンプルです。冒頭で述べた**「コンバージョン率」(予約完了ページへの到達)を高めるため**。
Googleアナリティクスの必要性に深く共感されたなら、いよいよ実際にホームページに導入してみましょう! 少し複雑に見えるかもしれませんが、一歩ずつ進めばすぐ設定完了します。
では、Googleアナリティクスの設定を始めましょう。
Googleアナリティクスのアカウント作成
GoogleアナリティクスはGoogleのサービスなので、Googleアカウントが必要です。Googleに登録・ログインしてから次に進んでください。

Googleにログインしたら、Googleアナリティクスのホームページへアクセスしてください。上記のような画面が表示されます。青いボタン「測定を開始」をクリックしましょう。

「測定を開始」ボタンを押すと本格的な設定が始まります。Naverでアカウントを作るように、Googleアナリティクスにアカウントを作るステップです。アカウント名に、ホテルや宿泊施設の名前、支店名など分かりやすい名称を入力し、「次へ」をクリックしてください。

プロパティ情報では、ホームページやランディングページなど、Googleアナリティクスを設定するページの名前を分かりやすく入力し、タイムゾーンと通貨を日本基準に変更してください。そして**「詳細オプションを表示」をクリック**します。

詳細オプションの内容が表示されます。「ユニバーサル アナリティクス プロパティの作成」ボタンをクリックして有効化し、GAでデータを分析する基準となるWebサイトのURLを入力してください。その後、「ユニバーサル アナリティクス プロパティのみを作成する」を選択します。「Google アナリティクス 4 プロパティ」は最新の測定モデルですが、ユニバーサル アナリティクスだけでも十分データを確認できます。

最後にビジネス情報を入力します。業種カテゴリ、ビジネス規模、Googleアナリティクスの使用目的などを選択してください。一番下の「作成」ボタンをクリックすれば完了です。
ここまで完了すれば、Googleアナリティクスのアカウント作成は終わりです!
Googleアナリティクスのタグを設置

アカウント作成後、このような画面が表示されます。初めて見る画面に複雑なタグがあって頭が痛くなるかもしれませんが、次のステップも難しくありません。
まず、画面に表示されているトラッキングIDが何かを確認しましょう。
「UA-数字」で構成されるトラッキングIDが確認できます。このIDは他のホームページと重複しない固有の番号で、他のホームページと自分のホームページを区別できるIDです。

グローバル サイトタグとは?
Googleアナリティクスのアカウントを作成しただけでは、Googleはホームページの情報を読み取れません。ホームページにグローバル サイトタグを設置することで、Googleアナリティクスのアカウントと連携しデータを読み取れるようになります。つまり最も重要な部分です!
上部に記載されているように、サイトタグをホームページの<HEAD>に最初の項目として挿入すればOKです。
ホームページの開発・管理担当者に、該当コードと一緒にこう伝えてください。
「このコードをホームページのheadタグの中に入れてください。」
もし自分でコードを管理している場合は、<head></head>の間、できるだけ上部にこのコードを挿入してください。簡単ですよね?
Googleアナリティクスのタグ設置を確認

グローバル サイトタグを挿入したら、タグが正常に設置されたか確認が必要です。タグ設置後、該当ホームページにアクセスしてください。
Googleアナリティクスの左側にある「ホーム」をクリックすると、このような画面が表示されます。現在のアクティブ ユーザーに数字が表示されれば成功です! ホームページを閲覧している人がトラッキングされているということです。
ここまで完了すれば、基本設定は終わりです! 一歩ずつ進めば、それほど難しくなかったですよね? これでレポートを読めるようになれば、週間訪問者数や離脱率などが分かります。
ただし、最も重要な**「コンバージョン」がどれだけ発生しているかを知るには、もう一段階の設定が必要です。**
目標設定

Googleアナリティクスのホーム画面左下の歯車アイコンをクリックすると、上記のような画面が表示されます。アカウント、プロパティ、ビューの3つに分かれています。ホームページの目標を設定し「コンバージョン率」をチェックするには、目標タブで設定します。

設定(歯車)>ビュー>目標タブに移動すると、このような画面が表示されます。_「ホームページの目標はこれで、この目標を達成した数を教えて」_というために、このページで目標を登録します。
Googleアナリティクスは1アカウントあたり最大20個の目標を登録できるので、優先順位を考えて設定することも重要です。
目標設定は大きく1)目標設定 2)目標の説明 3)目標の詳細の3ステップに分かれます。各ステップがすべて設定されていないと正常に動作しないので、よく付いてきてください。
宿泊業のホームページで最も重要な目標は「予約」なので、「予約」目標を作成してみましょう!
では、**「+新しい目標」**と書かれた赤いボタンをクリックしてみましょう。
ステップ1 — 目標設定

目標設定時に最初に表示される画面です。ここでは目標がどのようなものかを選択します。
目標は**[テンプレート-予約]**にあるので、該当項目をクリックしましょう。もしテンプレートに希望の目標がなければ、カスタムを選択してください。
ステップ2 — 目標の説明

目標が分かりやすいよう名前を入力してください。「目標スロットID」は自動設定されています。初めて設定する目標なら[目標 ID 1]になっているはずです。次にタイプを選択します。到達ページ、滞在時間、ページビュー数/スクリーンビュー数、イベントの計4種類。各タイプを見てみましょう。
•到達ページ: 目標達成後に特定ページに到達するケース。例えば、注文、会員登録、予約、問い合わせ完了後に「ご注文ありがとうございます」「会員登録ありがとうございます」「ご予約ありがとうございます」などの別ページが表示される場合。
•滞在時間: 目標達成のため一定時間以上滞在するケース。
•ページビュー数: 目標達成のため特定数以上のページを閲覧する場合。
•イベント: 上記3つのタイプで設定できないケース。例えばホームページ内の資料をダウンロードするボタンのクリック数、動画再生数をトラッキングしたい場合に該当。
目標は「予約」なので、「到達ページ」タイプで進めましょう!
ステップ3 — 目標の詳細

到達ページには、目標達成と見なす最終ページがどこかを設定します。予約後に「ご予約ありがとうございます」ページに到達すべきですね? なので、ここには「ご予約ありがとうございます」という内容が含まれる予約完了ページのURLを入力します。
目標到達プロセスはオプションですが、設定しておくとより正確にトラッキングできます。
ホームページ訪問者は予約フォームを経て予約完了ページに到達するでしょう? なのでステップ1として予約フォームページを設定します。予約フォームのURLを入力し、必須にチェックを入れてください。
すると、Googleアナリティクスはホームページ訪問者のうち、予約フォームを経て予約完了ページに到達した人を目標達成数としてカウントします。
ここまで完了したら「保存」ボタンを押せば、目標設定も終わりです!
文章だけ見ると多く見えましたが、一つずつ進めればすぐ終わりましたよね? 今回のコンテンツで説明した部分だけ設定すれば、多くのデータが確認できます。これで勘ではなくデータに基づいたより良い意思決定ができます! こうして頑張って設定したGoogleアナリティクスを活用するには、目的のデータを正しく読むことも非常に重要です。
次回のコンテンツでは、Googleアナリティクスのレポートの読み方をご紹介します! Googleアナリティクスで宿泊施設の予約率を高めるその日まで、ONDAが一緒に歩みます。