会社員からホステル創業へ。失敗しないために「やってはいけないこと」を見極めよ。新築ホステルの全段階を、構想・準備・建設まで実践ベースで解説する。
04. ホステル事業の進め方
文:バグニ・ホステル イム・グァンピル 代表

「ごく普通の会社員です。成功したホステル経営者でもなければ、専門家でもありません。タイムマシンに乗って3年前に戻り、ホステルを創業しようとしていた当時の自分にアドバイスするつもりで書きました。連載内容に関する質問やご意見は、私のブログ(http://blog.naver.com/lightfly73)を通じてやり取りさせていただきます。」

今回はホステル創業のステップについてお話しします。新築を中心に説明しますが、リノベーションでも大きくは変わらないと思います。必ずしもこの順序通りに進むわけではありませんが、全体の流れの参考にしてください。
【事業構想段階】
事業の成否の8割はこの構想段階で決まると私は考えています。この段階は誰も代わりに考えてくれません。事業を運営するあなただけができること、そしてその責任もあなたが負います。十分に考え、十分に悩む必要があります。それ以前に、考え方や悩み方そのものをトレーニングする段階でもあります。できるだけ多くの資料とアイデアを集め、それを選別する作業も重要です。「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」、そして「やってはいけないこと」を区別しなければなりません。肝に銘じてください。やってはいけないことを一生懸命やるのが、一番愚かな行為です。
A. 自分自身の分析
ホステル事業が本当に自分に合っているのか。夢ばかり追いかけていないか。自分のコア・コンピタンスは何か。冷静に自分自身を見つめ直す必要があります。
B. 事業規模と資金計画の検討
多くの場合、初めての事業には欲が出て、当初の計画より規模が大きくなり、投入資本も増える傾向にあります。無理な資金投入は事業だけでなく人生にも影響します。資金計画は時期別に分けて準備しましょう。
C. 事業計画書の作成
事業の羅針盤のようなものです。事業計画書は運営しながら継続的に見直し、修正する必要があります。できるだけ多くの人と共有してフィードバックをもらってください。どんなアドバイスも役立つと思い、オープンマインドで受け入れましょう。収入は最大限保守的に、コストは最大限余裕をもって見積もること。どんなに保守的に見積もっても、実際の運営では収益は常に期待以下になります。
【事業準備段階】
構想段階がお金のかからない夢見る過程だったとすれば、準備段階は現実の壁にぶつかる過程です。もう頭ではなく、手と足を動かして問題を解決し、周囲の助けを最大限借りながら進める段階です。協力してくれる人のリストを作り、ネットワークをフル活用しましょう。
A. 資金調達
ホステル創業で政府の支援金を受けられる方法は、観光振興法上の支援金以外はほとんどないと思ってください。創業とはいえ、宿泊業に対する支援はこれだけです。長所・短所がありますが、積極的に検討してみてください。
B. 用地選定と購入
ホステル事業で利益を出す近道は、できるだけ安く土地を購入して価値を高めることです。積極的な足を使った調査以外に答えはありません。
C. 設計士の選定
良い設計士に出会えれば、建設費用をかなり節約できます。そして、自分の描くビジョンを実現してくれます。自分の考えや夢、アイデアを現実化できる設計士を探しましょう。設計士自身の話をする人ではなく、あなたの話を聞いて理解しようとする人を選んでください。
【事業具体化段階】
A. 事業計画承認
該当する市・郡・区役所で事業の承認を受ける段階です。自分で作成した事業計画書と設計士の助けがあれば、難なく解決できます。
B. 事業者登録
要件さえ満たせば、難しくありません。
C. 建築許可承認
良い設計士に出会えれば解決できます。各種承認段階が長引いて事業期間が遅れると、必要資金の増加につながるので、入念に準備してください。
【建設段階】
A. 施工会社の選定
設計士と一緒に検討してください。3〜4社を選定し、詳細な工事費内訳書を要求して、細かく比較・検討し、最も安い施工会社ではなく最も合理的な施工会社を選ぶ必要があります。事業現場に近い施工会社を選び、必ず彼らが建てた建築物を直接視察・検討してください。
B. 着工届と工事
設計士と施工会社と一緒に進めればOKです。
C. 建築物竣工
D. 建築物台帳と登記
【仕上げ段階】
仕上げ段階では、事業者、設計士、施工会社、インテリア施工会社など、全員が神経質になる時期です。これまで積み上げてきたノウハウと互いの信頼、連帯感で最も賢明に対処しなければなりません。顧客に最もアピールできる段階でもあります。常に顧客の立場で考えましょう。
A. インテリア、家具、備品
顧客の目と肌が直接触れる部分です。コアターゲットに合った雰囲気を演出することが重要です。顧客の心をつかむ雰囲気を作れば、スマートフォンでつながり、SNSを通じた自発的なプロモーションが可能になります。多少無理をしてでも、積極的な投資が必要です。
B. マーケティング
後ほど詳しくお話しします。今すぐブログやSNSを始めてください。
C. ホームページ構築
【事業許可段階】
時間の問題であって、特に問題なく進められます。
A. 観光宿泊業登録
B. 付帯営業の届出と許可
【最終段階】
おめでとうございます。これから苦労の道が開かれました。
A. プレオープン
B. システム点検

最後に、一冊おすすめします。今ゲストハウスやホステルを運営している方だけでなく、創業準備中の方にも必ず役立つと確信しています。
#バグニ・ガイ_おすすめ図書

著者:マイケル・E・ガーバー
出版社:ライティングハウス
訳:イ・ジェヨン
「バグニ・ガイのホステル創業日記は全10回にわたって連載されます。下記スケジュールをご参照ください!」
- 2017. 08 あなたはホステル事業家ですか?
- 2017. 09 スマートな資料収集と創業ノートの作成
- 2017. 10 事業の成否。コアターゲット選定と用地選定
- 2017. 11 事業の進め方
- 2017. 12 事業計画書を書く
- 2018. 01 綿密な資金計画を立てる
- 2018. 02 唯一無二のブランディング
- 2018. 03 設計と建築を任せる
- 2018. 04 こだわりが光るインテリア
- 2018. 05 命運をかけたマーケティング