TL;DR

ホテルの主要機能と施設について — 客室から食事、バー、スパまで

05. ホテルの主要機能と施設

文 ポートラック (https://brunch.co.kr/@nicejty0)

今年の夏も暑さが厳しいですね。気象庁の予報史上、最も暑かった年が1994年だったそうですが、今年はその記録を塗り替える勢いです。私はこの夏、交通渋滞と人混みを避けて都心ホテルで休暇を過ごす予定です。以前の記事でもお話ししましたが、休暇シーズンの都心は閑散としていて、あちこち観光するにはちょうどいいんです。

今日は、普段ホテルで何気なく利用している施設について簡単に整理してみましょう。

1. ホテルの核となる機能と施設

何と言っても、ホテルの最も基本的な機能は睡眠と休息の場を提供すること。当然ながら、それに応える施設が客室です。

客室の種類を見てみましょう

  • シングルルーム:シングルベッド1台の1ベッドルーム
  • ツインルーム:シングルベッド2台の2ベッドルーム
  • ダブルルーム:ダブルベッド1台のルーム
  • コネクティングルーム:客室内部のドアで隣室とつながるルーム ※2組の家族旅行でコネクティングルームを使うと便利ですね。
  • スイートルーム:寝室、浴室に加え、リビング、キッチン、会議室などを完備した高級客室 ※「甘い」という意味の「sweet」ではありません。「Suite Room」です。

ツインルーム

ダブルルーム

ツインとダブル、どちらがベッド2台か迷うことがありますよね。ベッド2台がツインルームです。

睡眠・休息機能の次に重要な機能は何でしょう? 寝たら当然食べなければ。つまり食事の提供です。 ホテル内の飲食施設は、おおむね以下のように分類できます。

  • レストラン:一般的な食事と飲み物を提供
  • ダイニングルーム:高級施設でフルコース料理を提供
  • グリル:簡単な朝食と一品料理を提供
  • カフェテリア:好みに応じて料理を選べる食堂
  • バー:各種アルコール、ドリンク中心に提供
  • ベーカリー:製菓、製パンを提供
  • カフェ:お茶類とデザート、軽いアルコール飲料を提供

7.jpg
7.jpg

現代ホテルの始まりがフランスだけに、ホテル用語にはフランス語が多いのですが、特にフランスと言えば思い浮かぶのが料理というほど食文化が発達しているため、飲食関連用語にフランス語が本当に多いんです。上記の飲食施設分類で「フルコース料理」と「一品料理」という表現を使いましたが、まずこれから見てみましょうか。

  • フルコース料理 **タブル・ドート(Table D'hote)**と言います。コース料理で、料理の種類と順序が決まっています。

  • 一般的に Horse d'oeuvre(前菜)→ potage(スープ)→ poisson(魚料理)→ Entree(メイン料理)→ Salad(サラダ)→ Dessert(デザート)→ Beverage(飲み物) の順で提供されます。

  • 一品料理 **ア・ラ・カルト(A' la Carte)**と言います。文字通り単品料理のことです。

いくつか覚えて、ホテルで使ってみてください。「ア・ラ・カルトのメニューを見せてください」、「アントレ(Entree、メイン料理)はいつ出ますか?」といった具合に。

料理についてもう少し話しましょうか?

よくホテルで朝食を召し上がりますよね? 女性の中には朝食のためにホテルに行く方も多いですが、朝食の種類は アメリカン・ブレックファスト(American Breakfast)、コンチネンタル・ブレックファスト(Continental Breakfast)、イングリッシュ・ブレックファスト(English Breakfast) の3つに分類されます。

スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.35.11.png
スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.35.11.png

コンチネンタル・ブレックファストはペストリー、トースト、クロワッサンなどパン類とコーヒー、ジュースなど軽めなのに対し、アメリカン・ブレックファストはそれに加えてベーコン、ハム、卵など温かい調理済み料理が追加されてボリューミーです。イングリッシュ・ブレックファストはアメリカンとコンチネンタルの中間と考えていいでしょう。

語源の由来を見てみましょうか? コンチネンタルはヨーロッパ大陸を指すのですが、中世ヨーロッパの貴族たちはゆったりと遅く起きて1日を始めたため、すぐに昼食を食べることになるので朝食をたくさん摂る必要がありませんでした。それに対し、アメリカ新大陸に移住した人々は朝早くから起きて勤勉に1日を始めたので、朝をしっかり食べたそうです。

酒類についても見てみましょう

穀類や果実を原料に発酵させて作る醸造酒と、蒸留して作る蒸留酒があります。醸造酒の代表的なものがワインとビールで、蒸留酒の代表的なものにはウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラなどがあります。

  • ワイン:白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン ワインはあちこちで詳しく説明されているサイトが多いのでパス!

  • ビール:ラガービール(殺菌瓶ビール)、ドラフトビール(非殺菌生ビール)

  • ウイスキー:大麦、オート麦、小麦、トウモロコシなどを木樽で発酵させて作る 麦芽のみで作るモルトウイスキーと麦芽以外の穀物で作るグレーンウイスキー、複数のモルトウイスキーを混ぜたブレンデッドウイスキー、単一蒸留所のモルトウイスキーのみで作るシングルモルトウイスキーがあります。

  • ブランデー:ワインを再度蒸留して作った強いアルコール性蒸留酒 フランスのコニャック、アルマニャックが有名ですね。有名な製品にはレミー・マルタン、ヘネシー、カミュなどがあります。ブランデーの等級は下記<表1>のように表示します。

スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.39.57.png
スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.39.57.png

ブランデーとよく合うのが葉巻です。高級ホテルに行くとシガーバーでブランデーを楽しめます。葉巻は煙が激しいため、換気設備をしっかり整えないと運営が難しい。ブランデーと葉巻、どちらも味と香り、視覚で味わう高級嗜好品ですね。

  • ウォッカ:じゃがいも、小麦、トウモロコシなどを原料に作るロシア、ポーランド固有の酒で無色、無臭、無味、透明

  • ジン:スピリッツとジュニパーベリーで作るオランダの酒

  • ラム:サトウキビを原料に作る。別名海賊の酒

  • テキーラ:リュウゼツランの樹液を発酵、蒸留した酒で塩と一緒に飲む

2. その他ホテルの機能・施設

先ほど見た休息空間と食事提供が昔から続く伝統的なホテルの機能で、次第にホテル産業が発展するにつれ、顧客の多様なニーズを満たすために健康、社会、文化的機能が追加されています。ホテル産業が飽和すれば、結局こうした付加的機能がホテルの差別化、特化要素になるわけです。

スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.40.08.png
スクリーンショット 2018-07-13 午後 6.40.08.png

集会、宴会のためのバンケット、ビジネス顧客のためのビジネスセンター、メンバーシップ会員のための**EFL(エグゼクティブ・フロア・ラウンジ)**などがあります。

そして、健康・スポーツ機能のプール、フィットネスセンター、スパ・セラピー施設などがありますね。

以上で今日のお話を終わります。次回はホテル業の特性について見ていきましょう。暑さの中、お体に気をつけてください。

[連載目次]

2018.03 ホテルの起源と歴史

2018.04 大韓民国宿泊産業の変遷過程

2018.05 ホテル産業の特性

2018.06 ホテル用語簡単整理

2018.07 ホテルの主要機能と施設

2018.08 ホテルの運営方式

2018.09 ホテルブランドについて

2018.10 宿泊施設開発・運営成功事例(1)

2018.11 宿泊施設開発・運営成功事例(2)

2018.12 宿泊施設開発・運営成功事例(3)

2019.01 宿泊施設開発・運営成功事例(4)

マガジンビューアで全文を見る <<