TL;DR

韓国政府の宿泊割引クーポン事業「숙박세일 페스타」は、業界最大のイベント。昨年の숙세페はどんな成果をあげたのか?

こんにちは、購読者の皆さま。ホスピタリティ・ニュースレター「Weekly ON」です。韓国政府の「大韓民国 숙박대전」「숙박세일 페스타」、利用したことありますか? 私も昨年このクーポンで国内旅行をしたのですが、今や宿泊業界にとって年間最大のイベントとなりました。それでは、2023年の숙세페(숙박세일 페스타の略)はどんな成果をあげたのでしょうか?

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今週のWeekly ON

🏠 宿泊割引クーポン事業の成果と地域別の特徴は?

💡 Airbnbの未来と11の「カルチャーアイコン」

⌨️ #6月旅行月間 #グローバルチェーン進出 #旅行非専門プラットフォーム #エコ化の波 #済州島の外国人観光


🏨 業界ストーリー

宿泊割引クーポン事業の成果と地域別の特徴は?

2020年から毎年実施されている韓国政府の宿泊割引クーポン事業。内需喚起と国内観光の活性化を狙うこの施策は、昨年から「大韓民国 숙박세일 페스타」の名で実施されています。

宿泊施設オーナーにとって年間最大のイベントと化したこの支援事業、実際どんな成果を生んだのでしょうか? また、地域別・施設タイプ別にはどんな特徴があったのでしょうか?

2023年 宿泊割引クーポン事業の成果

上半期(5〜6月)、秋夕連休(9〜10月)、下半期(10〜11月)の3回にわたって実施された2023年 숙박세일 페스타では、計130万3千件のクーポンが使用されました。

このクーポンを通じて約311万人が国内旅行へ。宿泊費用として1,808億ウォン、旅行支出全体では5,226億ウォンの消費誘発効果がありました。

出典: 2023 宿泊割引クーポン支援事業 効果調査および成果分析 最終報告書
出典: 2023 宿泊割引クーポン支援事業 効果調査および成果分析 最終報告書

クーポン利用:ホテル・モーテル80%、ペンション・リゾート20%

年齢層が若いほどクーポン経由の予約が活発でした。全体の約70%を20〜30代が使用。一方、予約された客室の平均単価は、家族(乳幼児同伴)旅行ニーズが高い30〜40代で大幅に高くなりました。

最も利用されたのはモーテル(49.9%)とホテル(32.9%)。クーポン10件のうち8件がモーテルとホテルで使用されています。

ペンション(13.6%)、リゾート・その他(3.5%)の利用率は低く見えますが、全体件数を考えればペンションやリゾートでも、숙세페経由だけで約22万件の予約が発生したことになります。

また、クーポンが使われたモーテルの多くは首都圏に集中しているため、地域別に主流となる宿泊タイプには違いがあることも考慮すべきでしょう。

では、地域ごとにどんな特徴があったのか見ていきましょう。

👉<2023 숙세페 データまとめ.zip>


💡 ホスピタリティ・トレンド

Airbnbの未来と11の「カルチャーアイコン」

5月1日、Airbnbは米LAでメディアデイを開催し、11の個性的な宿泊施設を抽選で利用できる「カルチャーアイコン」を発表して注目を集めました。

同日、米旅行業界専門メディアSkiftはAirbnbのCEOブライアン・チェスキーへのインタビューを掲載。Airbnbの今後の方向性を示唆する内容でした。

顧客ロイヤルティプログラム…有料メンバーシップYES、ポイントNO!

チェスキーは「(Airbnbが)ポイントプログラムをつくることは絶対にない。そういうの嫌いだから」と断言。「ユーザーを再訪させる最高の方法は、滞在先が素晴らしかったと確信させること」と語りました。

いつかAirbnbもロイヤルティプログラムを導入するでしょうが、「ポイント制度」とは無縁だと強調。引き合いに出したのはAmazonプライム。日本でいうクーパンの「ロケットワウ会員」に近い、有料メンバーシップです。送料無料、返品無料、限定セール、Prime Videoなどの特典を提供しています。

Airbnbの有料メンバーシップがいつ始まるか不明ですが、単純に宿泊を割引するようなものではなさそう。Amazonプライムがeコマースの不便(送料、複雑な返品など)を解消する有料サービスであるように、旅行での不便を解決する何かになるのではないでしょうか。

また、チェスキーはゲスト推奨物件、AIコンシェルジュ、カルチャーアイコンなど、Airbnbの未来についても考えを明かしました。

詳細は下記リンクでチェックしてください!

👉<Airbnbの未来と11のカルチャーアイコン>


⌨️ キーワード・ニュース

1️⃣ 6月 旅行月間 👉[全文を読む]

ひと言: 6月旅行月間、宿泊クーポン25万枚配布

詳細: 6月に「旅行月間キャンペーン」が実施されます。3月のイベント同様、鉄道・航空券などの交通、レジャー・体験プログラム、宿泊施設への割引特典が提供されます。

宿泊は? 6月の1ヶ月間、計25万枚の宿泊割引クーポンが配布予定。地方観光活性化のため、ソウル・京畿道・仁川を除く非首都圏の宿泊施設でのみ使用可能です。

2️⃣ グローバルチェーン進出 👉[全文を読む]

ひと言: グローバル有名ホテルチェーン、韓国に続々新規ホテル

詳細: 韓国がグローバルホテルチェーンの激戦地に浮上しています。マリオット、アマン、ローズウッドなど有名チェーンが韓国進出拡大へ。

理由は? THAAD・コロナ期間に大規模な構造調整を経た韓国ホテル業界。最近訪韓観光が回復し、ホテル供給不足が見込まれています。実際、ソウルは世界主要都市よりラグジュアリーホテルが少ないことが判明。

3️⃣ 旅行非専門プラットフォーム 👉[全文を読む]

ひと言: 旅行非専門プラットフォーム、宿泊取引額が持続的増加

詳細: モビリティプラットフォーム、福利厚生モール、ポータル、eコマースなど旅行非専門プラットフォームの宿泊商品取引額が増加中。2024年第1四半期は2023年同期比38.13%、2022年比112.59%成長。

理由は? プラットフォームの宿泊市場進出は、ユーザーロックイン効果と商品・顧客データの獲得が目的。非旅行プラットフォームの宿泊市場拡大は今後も続く見込み。

4️⃣ エコ化の波 👉[全文を読む]

ひと言: 国内ホテル業界、エコサービス・パッケージを強化

詳細: ホテル業界がエコ化の波に乗っています。宿泊客の価値消費を支援するエコサービス・パッケージを次々とリリース。

事例は? 基本的な客室アメニティだけでなく、エコユニフォームの導入、宿泊客が直接エコ活動に参加できる環境づくりなど、各ホテルが個性的なサービスを展開中。

5️⃣ 済州島 外国人観光 👉[全文を読む]

ひと言: 済州島 外国人観光客 急増も、消費額は減少

詳細: 2024年第1四半期、済州島の外国人観光客数は約36万人で前年比6倍増。しかし外国人の月平均消費額は2023年より減少。

理由は? 滞在時間が短く宿泊施設を利用しないクルーズ観光の比重増加が影響。2024年第1四半期の済州島訪問外国人のうち、クルーズ観光客の比率(32%)は昨年の2倍以上に。